目覚ましの為に布団からステレオを止めるまでにバリケードを作り、そのバリケードを乗り越えてステレオの最大音量を止める。若き日から必ず結果を出すシステムを作る佐藤康行先生。
以下「研究員が日々を綴る 佐藤康行研究所日記」より抜粋
佐藤はその後、定時制高校に通う事になります。
入学した時、学校の先生に「私は絶対、一日も休みませんし、遅刻もしません」そう作文に書いて出しました。
先生は「初めっからこんなことをいう生徒は初めてだ」そう言いました。
そして、その言葉の通り、佐藤は卒業まで一日も休む事はしませんでした。
しかし、たった一日、卒業式の日だけは休みます。
何故なら、卒業式では佐藤は皆勤賞を貰うことになっているのです。
「自分で決めた事を自分がやっただけ。当然の事をしただけ。人に褒めてもらうためにやったのではない。
だから、卒業式にはあえて行かず、休む、そんな性質をもった佐藤康行でした。
当時の佐藤は、ジムにも通って身体を鍛えていましたので、食堂の仕事、ジム、学校・・・と休む暇なく自分の心と体を鍛えていました。
食堂の休憩時間も惜しんで、体を鍛えることに専念していました。
睡眠時間は毎日3時間位です。
歩いていて、思わず眠ってしまい、歩きながら膝がガクンとして驚いたこともあります。
朝、目ざまし時計をいくつセットしても、知らない間に止めてしまい、ステレオのボリュームを最大音量でタイマーをかけてセットしても眠ったまま止めてしまいます。
工夫した末、佐藤は布団からステレオを止めるまでにバリケードを作り、そのバリケードを乗り越えてステレオの最大音量を止める・・・。
その間に目を覚まそうと、そんな工夫をします。
佐藤は努力家で、自分で決めた事は必ずやり遂げる性格です。
そして、決めた事は必ず成果を出します。
しかし、同時にそんな自分の力を過信する事はありませんでした。
必ず結果を出すシステムを作る、そんな慎重で堅実な性格も同時の持ち合わせていました。
〜以上「研究員が日々を綴る 佐藤康行研究所日記」より抜粋〜
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