世界四大聖人
佐藤康行先生講話
世界四大聖人。
ソクラテスは、一番大事なことは「汝自身を知りなさい」と言ってます。彼が言う汝って、自分ですよ。哲学者だから、私のようにまで深くはないだろうけど。自分を知ると違うんですよということです。
世界四大聖人の孔子って方は、「朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり」って。これはどういうことかというと、「自分の生きる道を分かったら、自分の本当の役割が分かったら、今晩死んでもいい。迷って長く生きるぐらいなら、悟って早く死んだほうがまだましだ」と言ってるわけ、簡単に言うと、直訳すると。
キリストは、「たとえ全世界をこの手に入れようと、魂を失わば何の甲斐あらん」と言ってる。魂、自分ですよ。「どんなに世界中の財産を集めても、自分の魂を失ったら、自分を失ったら、そんなの何の財産でも何でもなくなる」ということです。
ブッダも「何無妙法蓮華経」「南無阿弥陀仏」でしょう? あれは同じ意味なんです。「何妙法蓮華経」ってのは、泥沼の中のハスの花。ハスの花が真我なんです。泥沼は、こっから上の心のことを言います。「南無阿弥陀仏」ってのは、即身成仏。成仏って、もうあなたは生きてても死んでても成仏してるんです。同じ意味なわけ。
世界の最も偉大だと言われてる人が、最も大事だと言うわけ。でも残念ながら、それを体感、体得して、運命をその場から改善するってのは、今までどこにもなかったわけです。私はこれを発見したんです。もう15、16万人の人が受けてます。
皆さんはただ、本当の自分を知るだけなんです。新しい何か知識、勉強することではないんです。聖書も頭の中に入れたからって、どう変わるんですか。仏典を勉強して、頭にいっぱいにして、今現代で何に生かせるんですか? 違うでしょう?
あなたの命は生かされてるんです。心臓も動いてるんです、休まず。血液を毛細血管まで全身流れているんです。休まず、生まれてからずうっとです。皮膚も入れ替わってるんです。今だって、見えないけど、髪は伸びてるんです。今朝食べた物は消化吸収して、ちゃんと自動的に前と後ろに分別してるでしょう? 栄養だけ吸い取って。それの心版だと思ってください。
本当の自分に気づくこと。これが最も大切なことなわけ。いろいろ大切なことが世の中にあるけど、皆さん、「大切なことを100項目書いてください」と言ったら、きっと書くでしょう。いっぱい書くでしょう。100項目、書けるでしょう。お金が大事だとか、土地が大事だとか、家族が大事だ、誰が大事だ、何が大事だって、いっぱい出てくるはず。
最も大切なことを1番につけなさいと。皆さんは、きっと命を1番にするでしょう。でも、命でも、真我という本当の満月の命に気づく。そちらのほうが大事なわけ。本当の真我、真の我、満月の自分に気づいた時に、起きる出来事なわけです。
もともとあるんだから、時間をかけて気づくんじゃないです。一瞬のうちに気づかれます。一瞬のうちに。三日月が一瞬のうちに100万倍の自分に気づきます。そして、自分の周りの人たちにも全部、その思いが届きます。すごいんです、皆さん。